心が外に向かうと人は元気になれる

明日この世を去るとしても今日の花に水をあげなさい 樋野興夫

文章を書く習慣を持つと、日々の出来事を丁寧に観察するようになります。
記録として残すのなら写真で十分ですが、それでは観察力が養われません。
書く時のポイントがいくつかあります。
1  時系列に沿って各こと。
   1週間にあったことから代表的な出来事を3つほど選んで、起こったことを順番に書いていく。
2  出来事に対する感想や意見は書いてもよいが、できるだけ反省はしないこと。
   過ぎたことは放っておけばいい。
3  文字数は自由に決めて構わない。

がん哲学外来に面談に見える患者さんにも「書くこと」をすすめています。
日々の出来事を観察することで、自分以外のことに関心が向くからです。
自分の内なるものばかり書いていても気は晴れません。
心が外に向かないと人は元気になれないのです。