孤独を恐れていませんか?

明日この世を去るとしても今日の花に水をあげなさい 樋野興夫

今、日本人の多くが1人になることを恐れています。
いつも誰かとつながっていたいと願っています。
みんなに関心を持ってもらわないと悲しくなります。
自分は無視されているんじゃないか、自分は嫌われているんじゃないか、自分には価値がないんじゃないかと1人不安におびえています。

今は家に帰っても、誰かとつながっていたいとソーシャルメディアから片時も離れられない。
私はフェイスブック、ツイッター、ライン、いずれもやっていません。
周りの反応に一喜一憂したくないからです。
ソーシャルメディアによって1人になる時間を奪われることも問題です。
自分とは何者か。
自分の役割は何か?
自分の使命は何か?
その答えを得るためには、集団の中で「自分」というものを知り、1人になってとことん考え抜かなければなりません。
自分の存在や役割や使命といったことは、他の人と一緒にいるときには考えられないからです。

孤独な時間は生きていくためには欠かせないものです。
孤独なくして、自分にあたえられた役割や使命を見つけることは難しいでしょう。
孤独を恐れることはありません。