よい言葉を持つことで楽に生きられる

明日この世を去るとしても今日の花に水をあげなさい 樋野興夫

私たちには1人ひとりに与えられた役割や使命があります。
たとえばそれは、家族にやさしくすることかもしれません。
周囲の人を楽しませたり、元気にしたりすることかもしれません。
自分よりも困っている人を助けることかもしれません。

元気なときや物事がうまくいっているときに、自分の役割や使命について考えることは少ないでしょう。
なぜなら考えなくてもうまく生きていけるからです。
ところが大病を患ったり大きな困難に直面したりすると、生き方に迷いが生じます。
今までの生き方を振り返って嘆いたり、これからの人生を憂いたりします。

人は目的を失うと弱くなります。
生きる意味を見失うともろくなります。
その反対に人生の役割や自分だけの使命を見つけた人は強い。
役割や使命感があるかないかで寿命さえ違ってきます。

私たちは「よい言葉」を持つことで今よりずっと楽に生きられるようになります。
あなたには、あなたにしかできないことが必ずあります。
それは多くの場合、自分以外のものに目を向けることで見つかります。