ゆとりを持って走り続ける

明日この世を去るとしても今日の花に水をあげなさい 樋野興夫

出雲大社のお土産物で見つけた「つもり違い10か条」にこうありました。
「少ないつもりで多いのがムダ」
人生は「あれもこれも」より、「これしかない」方がいい。

人生なんて、相対的なものです。
誰が先頭を走っているなんて、はた目にはわかりません。
たとえ1周遅れになったとしても、ある人から見れば、案外あなたが先頭を切って走っているように見えているのかもしれません。
今振り返ると、人生は1周遅れ位の方がちょうどいい。
ゆっくり走ると、ゆとりが生まれる。
人生はゆとりを持って、品性を保ちながら走り続けることが大切と感じます。

トップの人にだけ価値があって、ビリの人には価値がないかというと決してそうではありません。
ビリでゴールした人にもトップとはまた違った価値があります。
最後まであきらめずに走り終えた人の姿に私たちは感動したり、勇気づけられたりします。
周回遅れの人にも、周回遅れなりの責任があるのです。

病気になって後れをとってしまったからといって焦らなくてもいい。
失敗して無駄な時間を使ってしまったからといって」焦らなくてもいい。
うまくできないからといって焦らなくてもいい。
むしろゆとりを持って、品性を保ちながらやり続けることが大事です。

息を切らして必死の形相で先頭を走るよりも、鼻歌を歌いながら1周遅れぐらいがちょうどいいんです。