幸せを引き寄せるゆるしの法則 ジャンボルスキー
私は運輸会社のコンサルタントをしていました。
一度私は、その会社を訪ねたときに、トニーという１２歳のガンの少年を一緒に連れていきました。
会議の席で１人の地域マネージャーが怒りをぶちまけていました。
競争会社が彼の片腕だった部下を引き抜いたというのです。
非常に有能だったので、代わりを見つけるのが不可能だと、とても怒っていました。
私はトニーに聞きました。君ならどう考える？
トニーはその男性に「腹が立っているのですか？」と聞きました。
彼は「もちろんだよ、決まっているじゃないか」と答えました。
そこでトニーが言いました。
「もし今、世界のどこでも、あなたがリラックスし、平和だと感じるところに行けるとしたら、それはどこですか？」
答えはハワイでした。
トニーは彼に言いました。
「目を閉じて、ハワイにいるところを想像してみてください。リラックスして、暖かい砂や空、そして水を感じて・・・」
さらに続けました。「ねえ、マスター。もしあなたが怒っていたら、リラックスしたり平和に感じたりすることはできませんよね。あなたは、あなたを許すまで適切な判断はできません。許すことは手放すことです。その出来事を流すことですよね・・」
後になって、そのマネージャーは私の所に来てこう言いました。
「もし、あなたが同じことを言ったら、私は素直に受け入れられなかったかもしれません。でも１２歳の男の子が言うと、とても単純でその通りだという気がするんですよ」