脅しと叱り方の違い

「あなたみたいな子は、ご飯は食べなくていい!」
「片づけたばかりなのに、もうこんなにちらかして。お母さん、もう二度とお掃除なんかしてあげないから!」
「ものを大事にしないなら、もうお小遣いはあげないからね!」
こうした叱り方は、上手な叱り方ではないようです。
理由の1つは「良いことだからする、悪いことだからしない」と教えるのではなく、「脅し」との取引によって言うことをきかせるのでは、身に着いた躾けにはならないからです。

さらにまずいのは「もうご飯なんか作ってあげないからね」と怒鳴ったとしても、夕食の時間になれば「ご飯よ!」と声をかけるでしょう。
こうした事例がたびたび起これば、お母さんは「どうせ口ばっかりだから」 と見透かされてしまいます。
やはり、「良いことはいい、悪いことはだめ」と論理的に諭す姿勢が大切なんでしょうね。