時間の創出

時間を上手に使うということは、日々の予定をぎっしりと埋め尽くすことではありません。
忙しすぎる日々は「我を忘れさせてくれます」が、後で振り返ってみても、心に何も残っていない場合が多いように思います。

過ぎ去った時間は戻ってくることはありません。
けれど、残された時間を幸せのために「増やす」ことはできます。
そのためには、あくせくするのを抑えること。
できれば、体内時間に従って生活する努力をしてみることが大切です。

ドイツの業界紙が経営者や管理者に行ったアンケートによると、「あなたにとっての贅沢は?」という質問に、8割の人が「時間があること」と答えています。

では、どうやって「時間を創出」するのがいいのでしょうか。
それは「自分の人生の意義」についてじっくりと考えることです。
なぜなら、じっくり考えることで、自分にとって大事なことと、そうでないものを区別することができるからです。
じっくりと考えることは時間を失っているのではなく、時間を「創出」している大切な時間なのです。

 「自分の人生の意義」が確立できれば、「ほんとうに満足できることだけに時間を使える」ようになります。
反対に「自分の人生の意義」がはっきりしていないと、いつも「同じ問題」が脳内をグルグル巡っていて、いつになってもモヤモヤが晴れません。
これほど不幸で時間を無駄にしていることはないでしょう。