人生の分岐点 3

20歳台、30歳台とその時期にしなければならないことをしっかり行ってきた人たちは、40歳台以降に安定した伸びを見せます。
さまざまな経験を積んできた人が、活躍できるのです。
洞察力や判断力・指導力は、若い時のがむしゃらな実行力とは異なり、培ってきたプラスイメージが必要になるからです。
40歳代はテクニックを身につけるより、もう一度がむしゃらになって更なる経験を積むことで更なる飛躍が期待できます。

50歳台になると、記憶力や学習能力が衰えてきます。
この面では若い人たちには、もうかないません。
ですからこの時期には、道徳的な面から見たその人の性格・性質などの品性が備わってこなければいけません。
またこの時期は、親が亡くなったり、子供が巣立っていきますから親としての役割もそろそろ終わり、自分の「老い」や「死」を自覚し始める年代です。
というわけで、このあたりで徐々に価値観の転換を迫られるようになり、生き方や考え方が自然と変わってきます。
「世のため人のため」に働きたい、「すべての人に感謝したい」というような言葉を使い出すようになるのもこの年代です。