パニック障害について

パニック障害をお持ちの人はかなり多いようです。「夢想花」で一世風靡した円広志さんも「パニック障害、僕はこうして脱出した」という著書を出し、自分はパニック障害だと告白しています。さらに著書の中で、芸能人の中にパニック障害を持った人が大勢いることも紹介しています。あるバラエティー番組のパネラー3人ともパニック障害だった、ということもあったそうです。

パニック障害は突然極度の不安感に襲われ発作がおきます。例えば、車で高速道路を疾走していると突然前触れもなく、道路の先に吸い込まれるような感覚に陥り発作が起きることがあります。まして高速道路は止めることができませんので、いたたまれなくなってしまうのです。

他には満員電車でも飛行機に乗っても同じような発作が起きやすいのです。気密性の高い乗り物に乗って自由が奪われるとパニック発作は起きやすいのです。さらに乗り物以外でも床屋さんのように椅子にじっと腰掛けていなくてはいけない、映画館などで椅子の中央に座ってしまい自由に出入りができないというような時にも起こりやすいのです。

パニック発作は数分で治まるのですが、一度発作を経験すると「また起きるのではないか」という強い不安感から、電車、飛行機、歯科、美容院、高速道路のように一定時間拘束される状況を極度に恐れるようになります。

でも最近ではパニック障害について多くの人に認知されてきており、パニック障害に詳しい医師に自分の症状を聞いていただき、症状に見合った薬を処方して頂くことでパニック発作は治まるようになってきています。薬がパニック発作に効くことが分かると、自分に自信が出てきます。「いざというときは、これさえ飲めば何とかなる」と思えるようになります。

私もパニック発作を経験したことがあります。パニック障害の苦しさを知っている一人として、医師に話を聞いていただいくことをお勧めいたします。私も薬を処方されたことで症状が急激に良くなりました。一人でパニック障害で悩んでいる人は多いといいます。「私はおかしいのではないだろうか・・」などと思わないで是非良い医師を見つけ相談してみてください。