1グラムの質量

人が死ぬ瞬間、どの位体重が減るかという実験をしたそうです。
その結果、数グラムから最高40グラムまで変化したそうです。
アインシュタインの特殊相対性理論の中にE=MC2という有名な公式がありますが、これはエネルギーEと質量Mに互換性があるということです。

Cは光速のことですから、エネルギーは、質量×光速の二乗と同じとなります。
この公式から算出すると、たかが1グラムの質量でも、そのエネルギーは25メートルのプール529杯分の水を瞬時に沸騰させることができます。
また、太陽の432倍の明るさを1時間も保てるエネルギーにもなります。

死ぬということは、肉体を元素に分解していくことです。
肉体は分解して、酸素・炭素・窒素・水素・硫黄・リンなどの元素に戻っていきます。
人間の体は、この6元素で98%が占められています。
人は死んでも体を構成していたあらゆる元素は変化せずに、この宇宙に残していき次の生命を誕生させるのです。