感謝の威力

人間は人との関係の中で生きていますから、どんな人でも例外なく誰かに助けられて生きています。
どん底を味わうと、いかに自分を助けてくれる人たちに支えられているのか、今更のように気づきます。
それに気づくと「感謝」という素晴らしいエネルギーが湧いてくるのです。

どん底になる要因として、事業の失敗、借金苦、ライバルに敗れ絶望、懸命に頑張っても努力が報われない、リストラや左遷、大事故、大病、大事な人との別れなどがあります。
どん底だと思ったら、とことん、どん底を味わった方がいいといいます。
なぜなら、徹底的にどん底を味わうことによって、自分の枠を壊せる可能性が高くなるからです。

「自分の限界」というものは、そもそも脳が蓄積された過去の記憶データを基につくりあげた「心理的な産物」です。
どん底を徹底的に味わうことで、自分の限界を壊せる可能性がでてきます。

どん底に落ちると、なぜか神に祈りたくなりますよね。
それほど、どん底の中で味わうマイナス感情は苦しいし、ストレスの中では自分の能力も発揮できません。
そんなときは「神に祈る」のではなく「神に感謝」してみてはいかがでしょうか。

神様に対する感謝は、脳内で「神様に守護されている」という状態になることであり、神様に守護されている喜びを勝手に感じることができるからです。
「ありがたい」「ありがとう」という気持ちになれれば、どんな否定的な脳も肯定的な脳に変わり、目の前のどん底状態を前向きに受け止めようとし始めます。