人生を楽しむための法則 小林正観
一般的に辛い、悲しいと思われる出来事も、見方を変えれば優しさを取り戻すための病気であったり、謙虚さを取り戻すための事故だった、ということにもなります。
物事の捉え方には５段階あります。
目の前の現象に対して、不平・不満・愚痴・泣き言・悪口・文句（五戒）を言わなくなる。これが第一段階。
第一段階では、まだ我慢しているという概念がありますが、五戒を言う必要がなくなってくると第二段階。
このゼロの段階に「嬉しいよね」と喜びが上乗せされるようになると第三段階。
さらに「幸せだよね」と思うようになると第四段階。
そして、同じ現象に対して「本当にありがたい」と手を合わせるようになるのが第五段階です。
この世に修行のために生まれてきたと仮定しますと、人間は肉体上の体験を通してのみ、成長・進化することができます。
成長とは、自分の物事の味方、捉え方が進歩することです。
もし、輪廻転生があるとするならば、この魂の進歩のために繰り返し生まれ変わりが必要になってくるからなのでしょうか。