宝石

わたしの落書帳から

人間の身体は、骸骨の上に皮膚をかぶせてできている。
良寛さんに言わせると、フン袋を骨や皮膚で覆ったものが人間だという。
容姿端麗とは、地域や時代により変わるもの。
足が長くて、かっこいいのが現在の標準だとしましょうか。
それを良寛さんに評価させると「あなたにとって、人を好きになる判断材料は、足の骨の長さなのですか?」となってしまう。

肉体は、魂の入れ物。
肉体は宝石箱で、魂は宝石。
いくら箱が美しくても、箱の中身が「石ころ」では仕方がない。

足の短い私は、箱はボロボロでも、中身を美しくしたいと、ひがみ根性で思っている。