女性脳と男性脳の違い

女性はなぜ「転びそうになって、転ばなかった」話しをするのでしょうか?
男性は「転びそうになって転ばなかった」のだから、「そんな話をして何か意味があるの?」と思っています。
女性脳は、「怖い」「ひどい」「つらい」などのストレスを伴う感情が起こるとき、男性脳の何十倍も強く働き、何百倍も長く記憶に残るのだそうです。
ところが女性は、「転びそうになって、あやうく大ケガをしそうになって怖かった!!」という事実に共感してもらえると、脳の余剰な信号が沈静化するようにできているのだそうです。
女性脳に余剰な危険信号が起こる理由は、「危険な事態」を細大漏らさず記憶して、二度と同じ事態に自分を追い込まないための防衛手段なのだそうです。

女性は、哺乳類のメスなので、自己保全により生殖を守ります。
自分が健康かつ安全でいなければ、よりよい「種の保存」が叶わないからです。
女性はたまに、残っているストレス信号を一掃したいと思うことがあります。
このとき女性は、周囲に自分の「気持ちを訴えて共感してもらう」ことでストレス信号を緩和することができるのです。

男性脳は、狩りに出て転びそうになったくらいでストレスを感じていたのでは、次の危険から身を守れないので、現在の状態を俯瞰して大雑把に捉えています。
自分が多少傷ついても狩りに成功しなければ、家族は飢え死にするからです。
このように女性と男性の脳のつくりは全く違うのだといいます。