共鳴

感謝を感じているときの脳の血流を調べると、全般的に血流が増えているそうです。
感謝の念は、シリンダーを発火させ脳の機能を高めます。
適応能力が発揮でき、共同作業が容易になりますし、モチベーションも高まります。

ただ不安になるばかりでなく、わざわざ心配の種を探しながら生きている不安神経症の女性がいました。
多くのトラブルを抱え、意思決定ができないでいました。
しかし彼女は、感謝することを覚え実践するにしたがって、憂鬱や不機嫌に生きることは、本来の生き方ではないと気づくようになりました。
少しずつ生き方を変えて、感謝を忘れずにいることで、まだ落ち込むことはありますが、以前には気づきもしなかった「霧の外」に出たと実感することができるようになったそうです。

深い感謝の念は、その効果でもたらす規則的で調和的な心臓の鼓動になり、それは脳波と共鳴するといいます。
共鳴は不思議な現象をもたらします。
たとえば悲嘆に暮れている人の部屋に入ってしばらくすると、確実に憂鬱になってくるそうです。
反対に、幸せで笑っている人々の部屋に招かれると、たちまち自分も幸福感が増してくるのだそうです。

とはいえ「自分の中に存在しないものには共鳴できません」。
もし自分の感情が怒りに満ち、幸福の波動が存在しなければ、幸せな体験をしても共鳴することはないのです。