今日という日

「あの時、ああすれば良かった。こうすれば良かった」と思うことがあります。
しかし、そう思えるということは、この間に自分が進歩・向上していることに他なりません。
あの時より今の自分は、ずっと的確な判断力を身につけたということです。

今日の自分は、人生の中で一番最長老であり、最ベテランです。
過去の判断は未熟であったかもしれませんが、その時の自分が出した結論は最適格だったのです。
その時の自分が、最長老で、最ベテランだったからです。

逆に、未来を考えてみたとき、今日の私は最も未熟な者であり、最若年者です。
それが分かれば、もっと勉強して、もっと向上しようとなるのではないでしょうか。

今日という日は、人生の中で最も最高位のある自分であると同時に、未来に向けては最も未熟な最年少の自分である、という特別な日なのです。

過去を悔やむエネルギーを、未来の自分の成長のために使うことで、過去の後悔は自然と消えていくことでしょう。