投稿より
私は美容院で働いている新米美容師です。
美容師としてお客さんの髪を切れるようになるのは、まずアシスタントとして数年働いて、その間にいろいろな試験に合格しなければなりません。
そして最後に店長にGOサインをもらって、晴れて美容師にしてもらえるのです。
初めてお客さんの髪をカットする日のことをデビューというのですが、そのデビューの日のことははっきりと覚えています。
お客さんが来てくれなかったらかわいそうだと、実家から母が来てくれたり、美容師になった私の晴れ姿を見たいと言って、たくさんの友達が来てくれて、デビューから数日間は感謝と感動の日々の連続でした。
でもお祝いムードが終われば、そこから本当の試練の日々がはじまります。
髪は一度カットすれば、しばらくは美容院には行かなくてもいいもの。
思った通り、私の予約表は真っ白になりました。