ラクに生きる 2

「人生に意義を求めないで、棒に振るつもりで生きたらいい」という意味は、「自分のためではなく、誰か特定の人のために何かをする」ということです。

人は人生に、何らかの意味を感じないと生きられません。
その裏返しが、「誰かから認められたい」という欲求です。
では人から認められるにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、自分の成すべきことをすればいいのです。
誰を大切にするのか、何を大切にしたいのか、この2つについて考えてみます。
今自分がやるべきことを考えるのです。

農業、工業、事務職、技術職、どんな職業でも「職人技」と認められる腕を持ち、仕事で評価されている人がいます。
そういう人は、人に対して見栄やてらいがありません。
自分自身が評価されなくても、自分がやった仕事が評価されればいいからです。
仕事が認められることが、自分が認められることに繋がりますので、それ以上の満足も承認も必要としていないのです。
それが結果的に、自分自身に対する執着を不必要にしているのです。