どん底が感謝を教えてくれる

「どん底とはどういう状態?」と聞かれた場合、人によって感じ方は違うでしょう。
ある人にとっては「事業の失敗」かもしれませんし「借金苦」かもしれません。
ある人にとっては「ライバルに負けた」と自信を喪失し絶望することかもしれませんし、「懸命にがんばっても努力が報われないとき」かもしれません。
またある人は「ガンなどの大病」や「大けが」に苛まれ、「死」と向き合っているかもしれません。
またある人は「失恋」や「離婚」を経験して立ち上がれない苦しみを感じているかもしれません。

どん底をどう乗り越えていくかは人それぞれですが、少なくとも「どん底」を味わうと「自分の枠」を壊して「自分の限界」を超えられる可能性が高くなります。
「自分の限界」とは「過去に蓄積された記憶データ」がつくり出したものに過ぎませんから、本当に「どん底」を味わうことこで、簡単に「自分の限界」は突破できてしまうといいます。

「自分の限界」が壊れると、自分の中にあった「世の中なんて自分一人で生きていけるさ!」というような「自己中心的」な考えも木っ端微塵に壊れてしまいますから、人の言うことを「素直」に受け入れられるようになります。
気持ちが「素直」になると周りの人たちも、困っている「あなたを助けてあげたい」と思うようになりますから、あなたにもいい反応が現れます。

それは「感謝」の意味を身体の中から知ることであり、「どん底」が「感謝」を教えてくれたことになるのです。