「きょういく」と「きょうよう」

定年後の生活を安定させるには、きょういく(今日行くところ)と、きょうよう(今日やるべき用)が必要だと本で読みました。
本当にその通りだと思います。

 そして定年後も仕事を続けるのなら、仕事に対する考え方を改める必要があります。
現在どんなに輝かしい肩書きや経歴があっても、定年を迎えたら「ただの人」に戻るのです。
プライドはさっさと捨てて、定年後の仕事は「お小遣いがもらえる最高の暇つぶし」と心得ます。
サービス残業をしてバリバリ仕事をこなすといった働き方は不要ですし、傍から見ればそんな人は迷惑かもしれません。
大切なことは「仕事を通じて自分が人の役に立っている」「社会と繋がっている」と実感できることです。
この喜びが、生きる活力につながります。

女性は暇だと幸せを感じる人が多いそうですが、男性の多くの人は「忙しい」と幸せを感じます。
男性は忙しいと充実感を覚え、目的に向かって行動していくのが好きなのです。
そんな多くの男性に、「何もしなくても、何をしてもいい」というような自由時間を与えられると戸惑ってしまいます。

 自由時間を楽しめる人はきょうよう(教養?今日用がある?)がある人です。
きょうようの無い私は、生涯現役で行こうと決めました。
郵便局を48歳で辞し、独立してほんとうに良かったと感じる今日この頃です。