何のための長生き?

日本人の死に時より 医師の書

92歳の女性も、元気なおばあさんです。
息子一家と同居し、90歳を超えて洗濯も自分でやっています。
洗濯をするのは酷なことですが、お嫁さんがしてくれないのです。
「洗濯も掃除も、できるうちは自分でしなさいと嫁に言われるの。そんな言い方されたら、意地でも頼むもんかという気になるでしょう。ほんまは、しんどいのよ・・」
「ご飯はつくってくれるけど、味付けが濃いでしょう。味噌汁も飲まれへんくらいしょっぱいのよ。風呂場に滑り止めのついたマット敷いたら、その日のうちに捨てられたわ。あんなもの敷いたら、髪の毛が引っかかると言うてね・・」

こうした現実を見聞きすると、孤独死もいいかなと思ってしまいます。