わたしは私

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

先日こんな会話を耳にしました。

「成功って何?」「出世してお金を貯めて、したいことをすることかな」
「したいことって何?」「いい家に住んだりいい車に乗ったり、おいしいものを食べたりすることかな」
「どうして贅沢をしたいの?」「自分を認めてもらいたいからかな」
「贅沢をすればみんなに認めてもらえるの?」「うん、多分」
「何を認めてもらえるの?」「自分の価値かな」
「自分の価値って何?」「自分が重要だということだよ」
「自分では分からないの?自分が重要だっていうこと?」「もちろん分かっているさ、でもそれだけではだめなんだ」
「どうして?」「みんなに認められないと本当じゃない気がするんだ」
「みんなって誰?」「周りの人みんなさ」
「周りの人が君を認めるよって思えば君もそう思うの?」「うん、多分」
「何を認められたいの?」「自分が他の人とは違うということをだよ」
「どうして認められたいの?」「安心したいからかな」

「じゃあ君はこれからずっと頑張って、老後は何をしたいの?」「平凡な幸せを、みんなと同じような幸せを掴みたいな」
「だって君は、みんなと同じじゃ嫌だったんじゃないの?」

人間の気持ちはコロコロ変わります。若い頃と現役を退いた後では価値観が変わっていくことが間々あります。今年こそ「わたしは私」という生き方を「オンリーワンの私」を歩んでいければいいなと思います。

そのためには自分の周りの「世間の目」に流されないことでしょうか。コロコロと変わっていく「世間の目」に合わせて、自分を変えていくのはちょっと抵抗があります。優柔不断な態度で生きていくと、いつになっても「オンリーワンの私」は実現しませんから。

 

 

 

 

 

 

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