私たちの脳は、蓄積された過去のデータに基づいて物事を判断するようになっており、ある日突然変われるような仕組みにはなっていません。
ゆえに、若いうちから1日1日の生き方が問われるのです。
社会的に成功した人は、人生のどこかで、がむしゃらに頑張った時期を過ごしています。
20歳代は、体力的にも精神的にも最も簡単にがむしゃらになれる時期です。
30歳代になると、結婚して子供も生まれ、これまで遊びを重視してきた人も真剣にならざるを得ない時期になります。
20歳代でがむしゃらに生きてきた人と、少しちゃらんぽらんに生きてきた人の差がここにきてはっきり現れます。
この30歳代に「自分は頑張れる人間なのだ！」という自信があるかないかが、非常に大きいのです。
能力の差はなくても、自信のある人の所には、人も仕事も、ひいてはお金も集まるようです。
４０歳代になると、リーダーとしての鋭い洞察力、的確な判断力、目標・目的をしっかり示せる指導力などが求められます。
その場合、小賢しいテクニックを身につけるより、「もう一度がむしゃらにやってみよう！」という気持ちが大切になります。
部下の先頭に立ち、がむしゃらに働いていると、理屈より感情脳が活性化されてきます。