陰の努力

わたしの落書帳から

大人たちは子どもにこう言う。
「将来のため、自分のためだから勉強しなさい」と。
でも言っている大人たちも、どうして勉強することが将来のためになるのか、本当は分かっていない。
「勉強して一流大学に行って、一流企業に就職できたから幸せか?」っていうと、そう言い切れる自信がないからだ。
クラスメートを偏差値順に並べて、30年後に「幸福度調査」をした場合、偏差値順に幸福度も高いということはないことは誰でも想像がつく。

学校で英単語のテストがあるので、今回は頑張って勉強した。
その結果いい点が取れたら「いいなあ君は、暗記が得意で!」と言われる。
でも言われた本人は「僕は暗記が得意なのではなく、今回は時間をかけて英単語を覚えたんだよ!」と心の中で叫ぶ。

誰でも生まれつき頭が良かったり、スポーツが得意なのではない。
陰で懸命に努力した結果、いい成績を残しているのだ。