苦しみの中から多くを学ぶ

ホスピス医の著書から

「今まで生きてきて、楽しいことは何もなかった」といっていた患者さんが、死を前に
「自分がやってきたことが、家族や会社、社会の役に立っていたんだ」
と気づき、自分の人生を肯定できるようになったというケースが数多くあります。

人はその苦しみの中から多くのことを学びます。
自分が生きてきた本当の意味。
自分を穏やかな気持ちにさせてくれたもの。
一人で抱えてきたものを手放し、「誰かにゆだねてもいいのだ」と思える大切さ。
そういったことに気づき、幸せとは何かを知るのです。