自分を大切にする

他人や世間に親切にすると幸福度が上がりますが、自分へのご褒美でも「短期的」には幸せな気分になれます。
ただそれは、「自分を大切にする」という気持ちを確認できたときに限られるようです。
「自分を大切にする」というのは、自分にプレゼントを買うというようなご褒美をあげることよりも大きな意味があります。
それは「私は今の状況を許容できないので、何かを変える決心をした!」ということを宣言することなのです。
「自分を守ろう」とするときや「自分らしくなろう」と覚悟を決めることも、自分への親切です。

親切に関する研究で次のようなものがあります。
毎日自分がした「親切の回数を数える」というものです。
これはすごく簡単なことですが、治験者はとても幸せになれたといいます。
親切の回数を数えると、自分は思っていたよりもずっと「親切な人間だったと自覚」できた、と多くの人が言っています。
その途端、想像していたよりも自分は「人の役に立っている」ということに気づくのだそうです。