人の話しをよく聞くということは、ビジネスの世界だけでなく、家庭生活でも同じようにとても大切です。
子供が話しかけてきたときは、どんな状況であっても、話しをよく聞こうと心がけているお母さんがいました。
ある日の夕方、お母さんは息子と台所で話しをしていたとき、子供がこんなことを言ったといいます。
「ぼく、分かっているんだ・・・。お母さんがぼくを大切に思ってくれているって！」
お母さんは、これを聞いて胸が熱くなったといいます。
「もちろん、あなたが世界中で一番大切よ。そうじゃないと思った時があったの？」
「ううん、お母さんがぼくを大切に思ってくれていることはよく分かっている。だって、ぼくが何か話ししようとすると、お母さんは、いつも自分の仕事をやめて僕の話しを聞いてくれるんだもん」
ほんの数分だけ、相手の話しをきちんと聞こうとする姿勢が、一生相手の心を豊かにするのですね。