破らなければいけない壁

上京物語 喜多川泰

多くの人はお金を貯めて、いつかやりたいことが見つかった時に備えています。
けれども、やりたいことが見つからずに、他の人が持っているもので幸せになれそうなものを手に入れるために、貯めたお金を使ってしまいます。

中学、高校と一生懸命に勉強して少しでもいい大学に行き、少しでも就職に有利になるように生きてきた結果がこれです。
いい大学に行き、いい就職先に入るのが成功への近道だと思っていました。
親は子どもにそういう人生を与えようとするし、大人たちも少しでもいい学歴を目指せとアドバイスします。
これらが、破らなければいけない最後の常識です。

なぜなら、このレールに乗って生きてきたからこそ、失敗を恐れずに挑戦する勇気をなくしてしまう人が多いからです。