病気が人のやさしさを取り戻してくれる

誰でもとてもやさしい心を持っているのに、日々の忙しさの中でやさしさを失ってしまった時、病気はやさしさを取り戻すための大きな役割を果たしてくれるかもしれません。
熱が出て、身体がどうしようもなくだるくて、節々が痛い。
とにかくつらいので、自分に謙虚になれるからです。

「人間は、人にやさしくするために生まれてきた」という説があります。
私はその説に賛成です。
ただニッコリするだけで、目の前の人に喜びや安らぎを与えることができます。

目標達成は自分だけの問題です。
もしかしたら自分にはよい仲間がおらず、孤独だから成功を目指すしかないと考えるのかもしれません。
到達目標とは、その目標がすべてであり、それしか認めませんということです。
それもいいかもしれませんが、目標を設定せずに、頼まれごとを一生懸命にやって、喜んでもらうという生き方もあります。
人に喜んでもらえるので、人生が楽しくなります。

今、目の前に起こっていることは、自分が誕生するときに自分で書いてきた人生のシナリオだと仮定すれば、目の前に起こる様々な出来事は、予定通り起こった出来事になります。
それを淡々とこなしていくのが、我が人生なのかもしれません。