関大徹 曹洞宗住職の書より
病なんて、死ねば治る。
恐れることはない。
最悪の場合でも「死」であり、それは生きとし生ける、あらゆるものに約束された事態である。
お釈迦様が説かれた「生老病死」という4つの「苦」は、つまるところ生死の問題であり、「苦」は「生」という一時に始まり、「死」によって完結する。
人間、何のために生まれてきたかという問いに対して、万人共通の答えを求めるならば、それは死ぬためであり、「老い」も「病」も死への手続きにしかすぎないのである。
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