掃除から不思議な出会いが

ココロの架け橋 中野敏治

学校周辺の掃除を続けていると、不思議なことが起きてきます。
近所の方々も家から出てきて一緒に掃除をしてくれます。
さらに、毎日、同じ時間に私の横を自転車で走りながら「おはようございます」と声をかけてくれる方とのご縁もでき、素敵な時間となっています。
掃除から驚くほど不思議な、そして自然な出会いがたくさん生まれます。
掃除をすることでの変化は、地域の方とのつながりだけではありませんでした。

ある日、部活動の顧問の先生が校地周りを走りながら、ゴミを拾い始めたのです。
そして他の職員は、トングを片手に、もう片手にはゴミ袋を持って毎朝ゴミを拾い始めたのです。
さらに、校舎の中では、朝の6時台に出勤した職員が学級教室の窓をすべて開け、生徒の登校前に教室の空気を入れ替えているのです。
また、他の職員は、校舎前にある花壇へ水をまき、暑くなりそうな日は正門付近、昇降口付近にも水を撒くのです。