挨拶だけでも

夫婦喧嘩を早く収めたいと思ったら、男が黙るしかありません。
男性の理屈は、往々にして一本調子で単純な上に、過去の記憶があいまいなので、女性の細かい記憶を動員する多彩な理屈についていけないからです。
また女性にストレスがかかりすぎると、家庭が壊れる可能性が出てきます。
家庭ではあきらかに、女性の方に負担がかかっている場合が多いからです。

男性は、無給の家事・子育てを軽く見る傾向にあります。
家事・子育ての大変さが正当に評価されずに、夫婦共働きともなれば、女性のストレスは男性の比ではないでしょう。
状況が家事・子育ての分担ができない方は、黙って譲れるものは譲る配慮が大切になります。

日頃から、コミュニケーションを取るように努力します。
コミュニケーションは、訓練していかないと上達しません。
水や肥料を毎日あげて花を育てるように、家庭内関係を丁寧に育てていくことが本当に大切です。
まずは、毎日の挨拶を疎かにしないことです。
「ありがとう」「ごめんなさい」をきちんと言う、それだけでもだいぶ違います。