持っているものに感謝できる人

わたしの落書帳から

釈迦曰く。
苦行の果てに感じたこと・・・それは、苦行では悟りに至ることはできないということ。
張りすぎず、緩めすぎずが丁度いいことに気づいたという。
琴も弦を張りすぎれが切れてしまい、緩めすぎればよい音色が奏でられない。

生きていることが「苦」であることを知りなさいという。
「苦」とは、自分の思い通りにならないこと。
その原因は、欲望と執着にあると釈迦はいう。

際限なく欲しがる人は、満足する気持ちを持つことができない、だから苦しいのだ。
仮に世界中のモノを全部集めても、これで充分とは思えないのだ。
それは、辛そうだ。

すでに与えられているものの1つ1つに、感謝とともに喜び楽しめる人。
それは幸せな人であり、一番裕福な人でもある。