感性

小学校低学年の理科の試験で、「氷が溶けると何になるでしょう?」という問題がありました。
この問題の解答は「水」となります。
しかし、「春」と答えた子供がいました。
繊細ですばらしい感性を持ち続けているのでしょう。
でも、この子の答えは「×」にされてしまいます。
こうして現代社会では、この子の素朴な感性は摩滅させられていくのです。

 

金子みすゞ

わたしが両手を広げても、お空はちっとも飛べないが、飛べる小鳥はわたしのように地べたを速くは 走れない。
わたしが体をゆすっても、きれいな音は出ないけど、あの鳴る鈴は、わたしのようにたくさんな唄は知らないよ。
鈴と小鳥とそれからわたし。
みんな違ってみんないい。

 

いつ、いかなる状況になっても「ありがたいなあ」と思えると、幸せを感じます。