心を柔らかく

エリート意識が高い人ほど「明らめられない」といいます。

以前、20代で自死した若い官僚がいました。有名な進学校から現役で東大法学部に入学しました。勤務していた省でも、将来を期待押されていた逸材だったそうです。絵に描いたようなエリートだったのですが、その人が「疲れ果てた・・」といい残して逝ってしまったのです。

こういう人たちに多いのが「こうあるべきだ!」という意識が強いことです。
エリート意識が高い人の他にも「がんばり屋さん」「プライドが高い人」「自意識が過剰な人」にも、「こうあるべきだ!」という意識は強いようです。

しかし現実の世の中では、理屈ではそうあるべきなのに「そうならない」ことがよくあります。
そういう時にこそ「まあ、そういうものなのだろうな・・」と楽観的に明らめることができれば「自死」の道を選ばずにすむように思います。

自分の思い通りにならなくても、そこで挫折を味わおうとも、手痛い失敗を被ろうとも、どのような経験も自分にとっては「尊い経験」であり「いい勉強」になったことに気づき、次のステップ台にできればいいのではないでしょうか。