心の平安を

この世は中々自分の思い通りにはなりません。思い通りにならない中で「心の平安をどのように感じていくか」ということが大切になります。

人生は因果の法則により物事が起きると仮定してみましょう。すると、自分の成した良い行いや、悪い行いに応じて報いが生じることになります。人生に起こる事柄は、すべて自分の行いが原因になるということです。

もし自分が重篤な病気に罹ったとしたら、それは自分の人生を深める目的で起こったのではないか、と考えてみることもできます。何故なら重篤な病気は「死」を意識せざるを得ません。そのため、必然的に自分と真摯に向き合わうことになります。それは苦しい作業になるかもしれませんが、乗り越えた時の自分は大きく変わっていることでしょう。

何でも思い通りになると人生は味気なくなりますし、成長もしません。「思い通りにならないから、自分は成長することができたのだ、ああ、良かった」と思えると、気持ちが穏やかになりますし、困難に立ち向かった自分を褒めてあげたくなります。