形のない幸せ

仕事をバリバリ続けてきたのに、40歳を過ぎたあたりで「ふと、たまらなく空虚」な気持ちに囚われることがあります。
「何でこんなことをやっているのだろう・・」
「ずっと、こんな事をやって生きていくのだろうか・・」
「でも、家族もいるしローンも何十年も残っているし・・」
「あーあ、このまま働き続けるしかないか・・」
と溜息をつき、思い直すのです。
形ある幸せを維持しようとするには、膨大な労力をかけ続けなければなりません。

「不安」というのは「未来を予測」することにより生じます。
そこでよく言われるのが「今ここ」に集中することです。
瞑想も「今ここ」にエネルギーを集中するということに力点が置かれたトレーニング方法です。

私が一番重要だと感じているのは「形のない幸せ」を求めることです。
どんなに辛いことがあっても「人に喜ばれた時の微笑み」を思い出すと、何ともいえない仄々とした温かい気持ちに包まれるからです。