平均寿命

生物はなぜ死ぬのか 小林武彦

奈良時代以降は少しずつ寿命が延び、平安時代には平均寿命は31歳になりました。
ただ、続く鎌倉室町時代には、政治の不安定化、戦などが頻繁に発生し、平均寿命はまた20歳台に逆戻りしたようです。
明治、大正時代の平均寿命は、女性44歳,男性43歳と延びました。
戦争中の平均寿命は31歳となりましたが、戦後は順調に回復し、現在では女性87歳,男性は81歳になりました。

現代人の死に方は、老化の過程で死にます。
老化は細胞レベルで起こる後戻りできない生理現象で、細胞の機能が徐々に低下し、分裂しなくなり、やがて死に至るのです。