小さな親切

「親切な行為」と聞くと、何か意味のあること、何か大きなことのように思いますが、世の中には「小さいけれど数多く」の親切で溢れています。
「コンビニなどで、後から来た人のためにドアを押さえて開けておいてくれた」
「人の話をうなずきながら真剣に聴いてくれた」
「何気なく、微笑みかけてもらった」
こんなことの積み重ねが、大きな意味を持ちはじめます。

小さな親切は「うつ病」なんか、吹っ飛ばすといいます。
医者によると「家から出て外で人のために働けば、うつ病は克服できる」といいます。
うつ状態のときは、内にこもりたがる傾向があり、外に意識を向けたり、他人を助けることなど直感的に無理だと思ってしまいます。
自分自身が助けを必要としているのに、他人を助けるなんて想像もつかないと感じます。

それでも一旦外に目を向け、他人の苦しみや欲求に視線を向けてみると「他人のことを心配する」いう人間本来の資質がは働き始め、うつの症状はゆっくり消えていくのだといいます。
他人を助ける行為が「自分を助ける」ことにつながるのです。