安定志向とは

わたしの落書帳から

子供たちは、受験に失敗しないように育てられる。
つまり、一流大学というものは、勉強において大きな失敗をしなかった人たちが集まる場所になってしまった。
成功体験を積み重ね、ほとんど失敗経験がないので、どうしても安定志向を持つようになる。
安定志向というのは、言い換えれば人生において失敗したくないという気持ちの表れでもある。
それは、自分らしい生き方に挑戦するよりは、失敗しないように無難な生き方を選択する確率が高いということでもある。

初めに予想した通りの結果が手に入ることが成功、予想通りにいかないことを失敗と呼ぶ。
でも、起こってほしくないことを経験することが、実は自分の人生において一番必要な経験なのだと思う。
思い通りいかないことで自分を見つめ直し、反省し、自分を磨くことができるのだから。