円満

男性が1日に発声する言葉は平均7,000語、女性は平均20,000語といわれています。これは言語遺伝子と呼ばれるたんぱく質が関係していると考えられています。女性はおしゃべりに夢中になっている時は、快楽をもたらすドーパミンが盛んに分泌されているそうです。

多くの妻が夫に不平不満に思っていることは「夫は話しを聞いてくれない」ことです。

男性脳は今、話題になっている事柄をどのようにして解決するか、ということを真っ先に考えます。事実を確認したり、自分の知識を披露したり、話し合いの中で戦略を立てたりする会話が得意です。

それに対して女性の場合は、会話を通して自分の気持ちを相手に伝え、相手の気持ちを汲み取ってお互いに共感しあい、相手と良好な関係であることを確認したい脳の持ち主です。例えば「ママ友にこんな事を言われて頭にきた」「00ちゃんのお父さんは毎晩、子供が寝る時にパパが絵本を読み聞かせているんだって」といった悪口やうわさ話を夫に聞いてもらいたいのです。

でも男性は結論の出ない話しや、知識や情報が得られない話、解決策を見出せないような会話は意味がない、時間の無駄と考える傾向にあります。故に「そんなに気に入らなければ友達付合いをやめればいいんじゃない」と妻にアドバイスしますが、妻は「クラスが同じだし家も近いからそんなわけにはいかないのよ」と反論してきます。

妻は夫に解決策を教えてもらいたいのではなく、話しの内容を共有したいだけなのです。

こうした男女の脳の違いを、お互いに認め合えれば円満な家庭を築けるのでしょうね。