何があっても気持ちまで暗くならないように

私たちがイライラするのは、自分の「思い通りにいかない」からでしょう。
望みが叶わないからといってイライラし続けていても、望みを叶えるのにはまったく役に立ちません。
今苦しんでいようと、過去に苦しいことがあったとしても、自分の「気持ちまで暗くなる」必要はありません。

いかなる逆境に陥ろうとも、またいかなる災難に遭遇しようとも、すべては「束の間のこと」なのだと思うようにするといいようです。
苦しみは「生じても間もなく消えて」しまいます。
1つの問題が「現れては消え」、そして間もなく「別の問題」が現れます。
これまでも、生きているさ中に問題がなかったことはありませんでしたし、問題が生じても誰もがその問題を「何とか乗り越えて」今を生きています。

私たちが自分に抱くイメージは、つい独りよがりになりがちです。
自分を評価する目は甘くなります。
不愉快なことがあれば、いつでもそれを「他人や運命・環境のせい」にする傾向にあります。
不愉快な出来事のその原因は「自分にある」と考えようとしないのが「自分への甘さ」なのかもしれません。