今日という特別な日

今日一日だけ、批判する自分と縁を切ってみませんか。
今日だけは「すべてのものを、かけがえのないものと認め」「相手のために善かれと願って」みませんか。
批判的な考えがよぎった瞬間、その思考を拭い去ってみます。
それによって何かを得ようと思わなくても、確実に「喜び」が増大するのを感じることができるはずです。

人間は頭を使い、理論だった説明をつけたがります。
でも思考は、考えをマイナス方面へ向ける傾向があります。
自分の生存権を守るため「過去のマイナスデータを主体に考え」始めるからです。
マイナスのメッセージを思考から受け取ったら、「今私は、前向きに行動しようとしています。それに反するメッセージは受け取れません」と宣言してみましょう。
それが思考の土台である「マイナスイメージ」を変えてくれるといいます。

愚痴を言ったり不平をを抱く人は、自分はいつも損ばかりして恵まれていないような気がしています。
だから他人に対して嫉妬深くなりますし、自分の持っていないものを持っている人に対して苦々しい気持ちを抱きます。
愚痴っぽい人には人が寄ってきません。
一緒にいても楽しくありませんし、その人から得るものがないからです。
愚痴を言う人は、よいことや楽しいことには縁が無くなります。
愚痴をこぼしたいという姿勢を持っているだけで「ずっと恵まれていない」と思う気持ちを抱き続けて生きていくことになります。

今、目の前に起こっていることは「当たり前」ではありません。
見上げるとそこに「青空」があること、「子供と遊べる」こと、「友だちと話しをする」こと、「愛する人と一緒にいられる」こと、職場で学校で「おはようございます」と挨拶ができること、すべてが特別なことです。
人生すべての経験を当たり前で退屈なことだと思うこともできますが、すべての経験を感謝する機会だと捉えることもできます。
それは自分が決めることですが、どちらが幸せになれるかは、もうお分かりですね。