人生の分岐点 2

20歳台は、知識の吸収という面でも、社会的経験の積み重ねの上でも、理想を掲げながら全力投球をすべき時期です。
この時期は簡単にがむしゃらになれる時でもあり、この時期にどれだけひたむきに頑張れたかで、その後の人生が大きく変わるような気がします。
がむしゃらというのは自分の限界に挑戦するものですから、もちろん辛く厳しいです。
限界まで挑戦しますので、立ちはだかる壁は当然高いものになります。
反対にがむしゃらになれないと、壁は低いか、ほとんど現れません。
これを経験できるか否かで、人生の成熟度に差が出るのは仕方ありません。

30歳台になると私生活でも結婚する人も多くなり、家庭を持ち子供も生まれます。
これまで遊んでいた人も真剣にならざるを得なくなってきます。
ここで、成長期にがむしゃらになれた人間と、ちゃらんぽらんに生きてきた人間の差がはっきりと出ます。

多少困難なことが起きても、がむしゃらを経験してきた人は「自分は頑張れる。大丈夫だ」という自信が持てます。
これが大きいのです。
素晴らしい能力を持っていても自信がない人もいます。
能力は人並みでも、自信のある人はチャレンジ精神旺盛ですので、様々な経験を積んで能力をほんとうに伸ばしてしまうのです。