人生とはなぞなぞ

人生は、なぞなぞのようなものです。
目の前に突き付けられた、分かるようでわからない問題を解いていくのが人生です。
正解を出そうと、考えれば考えるほど、迷宮にはまっていきます。
しかも、出した答えが正しいか否かも分からないのです。
ただ、正しいと思う答えを永遠に探し続けるのが人生です。

誰かが、答えが分かったといいました。
しかし、それでは結局、解決に至りませんでした。
これが答えだと思っていたものは、「あれっ、違うかな?」となってしまいました。

そもそも、ほんとうに答えがあるなら、多くの人が自分の人生を抱えて右往左往しません。
神様は、初めから正解など用意していないのかもしれません。
では一体、なぜ答えのないなぞなぞに人は挑み続けるのでしょうか。
それは、正解を探すことが面白いからでしょう。
正解を求めて考えて、正しいかなと思ったことを実行に移していきます。
それをくり返していくと、どういう訳か、人は徐々に人にやさしくなっていくのです。

なぞなぞの答えは、間違ってもいいのです。
どうせ、正答なんてないからです。
でも、人生というなぞなぞを考えていく過程が面白いし、楽しいから、チャレンジし続けるのです。