人の喜ぶことを選択すると

「今を生きる」・・とても素晴らしい言葉ですが、反面とても難しく感じてしまいます。
なぜなら、私たちは真っ新な「今」を生きるのではなく、「過去」を引きずった「今」を生きているからです。

残念なことに「過去」は、成功体験より失敗体験の方が多いです。
「自分を喜ばせる生き方」を追求して生きてきたので、どうしても考え方が利己的になり、幸福感を感じにくいので、失敗したイメージが強くなるからです。
脳も「成功体験」より「失敗体験」の方を強くインプットするので、過去の記憶は失敗体験に色付けされやすくなります。

過去はどうであれ、それに縛られることなく新しい「今」をつくり出すことはできます。
それは「人を喜ばせる生き方」を選択することです。
「人を喜ばせる幸せ」を一度味わってしまうと、思考や行動のパターンが変わります。
 まだ現実化されていない「夢」を未来に実現していこうと望むなら、「利己的」でない生き方がどうしても必要になります。
自分の「好き嫌い」ではなく、「快不快」でもなく、「人が喜んでくれるか否か」という価値観で行動するようになることで、はじめて「自分も幸せ」になれるのです。
私も「生きとし生ける人の中の1人」ですから、「人の喜ぶことを」しようと思うことは、実は自分のためにもなっているからです。