世の中の人のために

「手紙屋」喜多川泰

勉強をして大成した人たちは、ある点で共通しています。
小さいころから「世の中のためになる人になりなさい!」と言われて育ったということです。
そして、そうなろうと努力して成功しました。
決して、「自分が幸せになるためには、どうしたらいいだろうか?」と考えて成功したわけではありません。
ですから、私があなたに「何のために勉強しなければいけないの?」と聞かれたら、
「世の中の人たちのためにがんばりなさい!」
「あなたの今日の頑張りが、将来出会う多くの人たちの人生を変えるんだよ。その人のために頑張りなさい」
「どんな生き方をしてもいい。でも、人の役に立つ人になりなさい。そのために勉強するんだよ」
まずは、そう言ってあげたいと思うんです。

勉強しているときは、どうしても孤独を感じがちです。
ですから、もし行き詰って、1人で走り続けているマラソンのような苦しさを感じたときは、この話しを思い出してください。
そして、あなたが勉強した結果、手に入れたもので、たくさんの人を幸せにしてあげてください。
あなたが思っている以上に、今日1日の勉強が、将来の世界を大きく変えることにつながるんです。
そのことを忘れないでくださいね。