パニック障害 1

パニック障害は、動悸・息苦しさ・めまい・発作の身体的症状がでます。
パニック障害になりやすい人は、緊張しやすい人です。
性格は内向的で生真面目、心配性で、些細な不安もコントロールできずに、最悪の事ばかり考えてしまいます。
また反対に、仕事を熱心にこなし、周囲からの評価も上々な人もパニック障害になりやすい人です。
「えっ、あの人がパニック障害・・・」と意外に思われますが、バリバリ型の人の心の底には、「頑張らねばならない」という「~ねばならない」思考がありますので、心の奥で悲鳴を上げていることが少なくないのです。

パニック障害の人は、満員電車、渋滞、高速道路、飛行機などに過剰な嫌悪を抱きます。

パニック障害は、青斑核が興奮を伝達するノルアドレナリンを大量に分泌されることにより起こります。
最初は満員電車だけが怖かったのが、やがて駅に近づくことさえ怖くなります。

過呼吸症候群では、空気が足りないという感覚に襲われます。
すると、それを補おうとしてせわしなく「吸って吐いて」を繰り返します。
血液中の酸素濃度は上がりますが、同時に二酸化炭素の濃度は下がります。
二酸化炭素は、細胞への酸素を供給する重要な役割を担っていますので、二酸化炭素の濃度が下がると酸欠に陥ってしまうのです。