テロメア

「テロメア」はDNAの末端分子にあり、細胞が分裂するときにDNAがほぐれないように留める役目をしているそうです。
靴ひもの先に付いている金属やプラスティックの覆いのようなもので、これがないとひもを穴に通すことができません。
同じように「テロメア」が擦り切れてしまうと、DNAがほぐれて細胞は死んでしまいます。
だから「テロメア」の摩耗を防ぐことが、強力なアンチエイジングになるといいます。

「テロメア」はどのようにすり減っていくのでしょうか。
原因となるものは、いつものストレス・食事・生活習慣・物事の受け止め方です。
毎日経験する不都合なことに対して、前向きな受け止め方ができればストレスをやり過ごしやすくなります。
またアメリカジョージア大学の研究では、若者にストレスの代わりに、「心理的なサポートと親切」を提供するプログラムに参加した人たちの5年間の「テロメア」の摩耗度を測ったところ、プログラムを受けなかった人たちの「テロメア」は明らかに短縮していたにもかかわらず、プログラムに参加した人たちの「テロメア」には全く変化がなかったそうです。

親切と思いやりの心が「テロメア」の摩耗するのを防ぐことが分かりました。
それは、免疫力をたかめ老化を防いでくれるということになります。