セカンドオピニオン

いのちの言葉 ガン患者を支える会 竹中文良

ガン患者さんの精神的サポートなど、ガンについては20年先を行くアメリカに行き、ガン患者さんのサポートを見てきました。
その中に、ザ・ウエルネス・コミュニティーという非常に良いシステムがあったのです。
それを日本に持ち帰り、ジャパン・ウエルネスを立ち上げたわけです。

どんな病気でもそうですが特にガンの場合は、一人でこもりがちになると気が滅入るし、予後もあまりよくありません。
オープンな姿勢でいる方がいいのですが、日本人というのは、何かに助けを求めることに抵抗を感じる人が多いのです。
皆さんが仰るのは「ガン患者が一番欲しいのは、自分を治してくれる医療であることに間違いないのですが、次に欲しいのは同じガンに罹った人との対話だ」ということです。

日本の医者は非常に忙しく、患者さんは自分の病気自体をよく理解していません。
何のためにその治療が必要で、どの程度メリットがあるのかというような説明もはっきり受けていません。
そこで、セカンド・オピニオンサービスというものを始めました。